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Morelia Reptor Hypo

ジャガーカーペットパイソンはMorelia Spilota Macdowell(コースタルカーペットパイソン)のミュータント、つまり突然変異体をベースに作出されたといわれています。
コースタルカーペットパイソンHYPO個体の表現型に、黒色素の極端な減少により、首から尾にかけてのバンド模様が背筋に沿って途切れ、丸い円形状に結ばれる模様になり、体色のベースが黄色またはオレンジになる個体が稀に生まれることがあります。この傾向はゴーストという説もありますが、これが >> ジャガーの 原型(Founder Jaguar)だと思われます。
Jaguar Carpet Pythonには基本型としてREGULAR、HYPO、RED HYPO(説明下記)があります。
しかし、ジャガーカーペットパイソンは作出されてから、まだ数年しか経過していないため、ジャガーブリードの第一人者であるJan Eric Engel氏も、そのデータの少なさから、まだまだ解明していないことが多いと語っており、何から何が産まれるのすら、確定的ではないとも言っております。
>>Jan氏とJaguar作出のお話
したがって逆の発想で考察した場合、とても面白い開発ができる可能性を秘めているといっていいでしょう。現に、考えられないような色彩を持つ個体が毎年のように孵化しているという現実があるからなのです。

Morelia Reptorは、現在のボールパイソン界などに見られる多彩な色彩開発が行われていることと同様なことが、今後カーペットパイソン界にも起こっていくことを願うと同時に、現実となりつつある可能性を見いだせるジャガーカーペットパイソンに早期から着眼し、それをこのサイトを通じて、日本のマニアの方々にお伝えするとともに、ジャガーカーペットパイソンの御提供(>>Now Available!ページへ)も微力ながらしてゆきたいと考えております。


(3タイプとその他のジャガー表現型)


幼体時はグレー掛かったベージュ系色の地色ですが、多少の個体差はあるものの、生後12~24ヶ月もすると成長に伴う色彩変化が始まり、HYPOが強く出ればレモンイエロー、パステルイエロー、パステルオレンジまたはパステルクリームに変色してゆきます。3歳にもなれば、ほぼ最終の色彩となりますが、その後はゆっくりと明るさを増して行くのが特徴とされています。

生後最初の脱皮を終えたREGULARの幼体 ●拡大 ●拡大


この個体はREGULAR JAGUARより圧倒的に薄いベージュ系色の地色で、生後10〜17ヶ月もすると変色し始め、その変化は前者よりはるかに早い時期に、且つ顕著に表われるとともに、最終的な色彩もより鮮やかで、鮮明です。REGULAR、HYPOともにその変貌はジャングルカーペットパイソンのそのものよりも劇的といって良いでしょう。>>劇的な色彩変化
成長を遂げたJaguar Carpet Pythonの色彩は、まさにその名のとおり「ジャガー」そのものです。
しかし、ジャガーの遺伝的見解については未解明な部分も多いと、第一人者であるJan Eric Engel氏も語っています。
生後最初の脱皮を終えたHYPOの幼体 ●拡大 ●拡大 ●拡大

Jan Eric Engel氏はさらに究極のジャガー"RED HYPO"の作出に成功。これはHYPO個体のメラニン色素がさらに減少した個体で、幼体時の体色はHYPO個体より薄く、白〜極端に薄いベージュといったところで、ホワイトジャガーと呼んでも良いくらいの白い個体も出現します。また、通常黒の模様部分が赤になって現れます。成長に伴い、やはり地色から黄色素が出現し、赤かった模様が結果的にはジェットブラックになります。最終的にはHYPO個体と大きな相違はありませんが、黒色素のさらなる減少で、より明瞭且つハイコントラストな体色が期待出来るということになります
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生後最初の脱皮を終えたRED HYPOの幼体

ジャガー個体とノーマルコースタルが交配した場合、約半数がジャガーとして表現され、後の半数がNormal Siblingsといわれる、ほぼノーマル模様(バンド系)が表われますが、後者はHYPOの特徴を受けたことによりノーマルコースタルと比べ、体色のベースが薄く、成長に伴い黄色素が強く現れる傾向があります。以上のことから遺伝的な視点からいうと、アルビノなどの劣性遺伝とは違い、共優性と考えていいでしょう。また、HYPO同士の交配でも、このNormal Siblingsは産まれることがあり、RED HYPOの血が入ったものは稀に真っ赤な体色が出現することもあります。Normal Siblingsも大変興味深い色彩表現を度々見ることができます。さらに、Normal Siblingsとは異なる表現型としてBanana JsguarやLucustic というパターンレスの個体も産まれる(残念ながらLucusticはどれも出生後数日で死亡)ことが数回に渡り確認されており、このようなことからもさまざまな可能性を見いだすことができるのではないかと思われます。
上の画像は標準的な同個体のNormal Siblingsで、左から3month、10month、24month(2点)
パターンと色彩が変異したSiblings RED HYPOから産まれた変異型Siblings
Siblingsにはこういう面白い表現型が現れることは決して珍しくはないようである。このような個体ばかりをコレクションするのも悪くないだろう。
種親としてブリーディングしても面白い表現体の作出につながる可能性も秘めている。



Morelia Reptorはスウェーデンのブリーダーを通じてJAGUAR CARPET PYTHONの存在を知り、衝撃を受けたことをきっかけとしてこのサイト開設に至りました。さらに2004年、Morelia Reptorはジャガーブリードの第一人者であるJan Eric Engel氏とも交友を深め、フレンドシップを締結。ジャガーについての様々な情報提供をしていただいております。彼はジャガーをはじめダイヤモンドパイソン、ボールパイソン、アンゴラパイソンなどの作出も行っている有名ブリーダーです。上記にご紹介したHigh Yellow Hypo Line及びRed Hypoの供給も可能になっております。